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五番街のマリーへ

1973年(昭和48年)、哀愁を帯びたフルートの音色と共に、
高橋まり(現在の高橋真梨子さん)さんが、
しっとりとした歌声で男女の別れを語りかけるように歌っていました。

当時この曲を聴いた誰もが、
自分なりのワンシーンを思い浮かべ、
そして歌詞の言外にあるドラマを空想したに違いありません。


ことさら強調するほどハスキーな声ではないのですが、
聞かれればそう答えてしまう不思議な歌声の彼女は、
ペドロ&カプリシャスの二代目のメインヴォーカル。

長い髪が印象的な彼女の姿が、
私にはこの曲のヒロイン「マリー」とだぶって見えました。
そう、その曲とは名曲「五番街のマリーへ」です。


ペドロ&カプリシャスというラテン系のグループ名。
五番街マリー、といった異国のシュチュエーション。

しかし、その情景が非常に人間的である為、
違和感なく物語に引き込まれました。

阿久悠さんが自信作に挙げられたこの詩に、
異国情緒たっぷりのメロディを吹き込まれた方は都倉俊一さん。
文句なしに最強のコンビですよね。



gobangai


作詞 阿久 悠さん
作曲 都倉俊一さん

五番街へ行ったならば
マリーの家へ行き
どんな暮ししているのか
見て来てほしい

五番街は古い街で
昔からの人が
きっと住んでいると思う
たずねて欲しい

マリーという娘と 遠い昔に暮らし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり

五番街でうわさを聞いて
もしも嫁に行って
今がとても幸せなら
寄らずにほしい

五番街へ行ったならば
マリーの家へ行き
どんな暮ししているのか
見て来てほしい

五番街で住んだ頃は
長い髪をしてた
かわいマリー今はどうか
知らせてほしい

マリーという娘と 遠い昔に暮らし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり

五番街は近いけれど
とても遠いところ
悪いけれどそんな思い
察してほしい



実はこの曲は前作のヒット曲、
「ジョニィへの伝言」のアンサーソングだというお話があります。

純粋なアンサーソングかどうかは分かりませんが、
一対のドラマとして受け止めても、
さほどの抵抗感を私は感じませんでした。

みなさまはどうでしょうか?



jyoniy


作詞 阿久 悠さん
作曲 都倉俊一さん

ジョニィが来たなら伝えてよ
二時間待ってたと
わりと元気よく出て行ったよと
お酒のついでに話してよ
友だちなら そこのところ うまく伝えて

ジョニィが来たなら伝えてよ
わたしは大丈夫
もとの踊り子でまた稼げるわ
根っから陽気にできてるの
友だちなら そこのところ うまく伝えて

今度のバスで行く 
西でも東でも
気がつけば さびしげな町ね
この町は

友だちなら そこのところ うまく伝えて

今度のバスで行く 
西でも東でも
気がつけば さびしげな町ね
この町は

ジョニィが来たなら伝えてよ
二時間待ってたと
サイは投げられたもう出かけるわ
わたしはわたしの道を行く
友だちなら そこのところ うまく伝えて
うまく伝えて



ジョニィへの伝言を友に託したのが、
踊り子マリーだったのか。
年月を経てマリーの安否確認を友に委ねたのが、
ジョニィであったのかは知る由もありません。

切ない別れを
サイは投げられたもう出かけるわ
わたしはわたしの道を行く

と、強く振り切ってみせる女と

自分の身勝手を腹に落とし込んで、
マリーという娘と 遠い昔に暮らし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり

と、ロマンティズムを漂わせる男がいるだけです。


二人に共通して感じられるのは、
やはり相手への優しい気遣いであり、愛情です。

友だちなら そこのところ うまく伝えて

悪いけれどそんな思い察してほしい

切なく胸に迫る互いの言葉、
さすが阿久 悠さんと思わずはおられません。


昨今ではこのようなストーリー仕立ての歌詞
耳にすることが少なくなりました。
聞いて物語を膨らませる事ができる歌、
出て来てほしいです。


この2曲の名曲も
もし日本が舞台であったなら、

「ゆうやへの言づけ」
「5丁目の真理子へ」

なんてことになり、
とてもシリアスなドラマは空想しかねます。


ちなみに、ペドロ&カプリシャスの初代メインヴォーカルは、
大ヒット曲「別れの朝」を歌っていた前野曜子さん(残念ながら故人)

三代目メインヴォーカルは松平直子さん。(現在もそのまま)
リーダーのペドロ梅村さんはずっとそのままでご活躍です。


名曲は何年経とうが色褪せませんね。
男をずらっとバックに従えて歌う高橋真梨子さんは
格好良かった。そして本当に歌が上手いですね。


五番街のマリーへ
jp.youtube.com/watch?v=W0bWw0pjUJA

ジョニィへの伝言
jp.youtube.com/watch?v=b5z94O4-ZgA

ジョニィへの伝言(阿久 悠さん、都倉俊一さんのお顔も…)www.youtube.com/watch?v=10D3D9YLewQ&NR=1


ベスト・セレクションベスト・セレクション
ペドロ&カプリシャス

曲名リスト
1. 別れの朝
2. さようならの紅いバラ
3. 五番外のマリーへ
4. ジョニィへの伝言
5. イエスタデイ・ワンス・モア
6. 追憶
7. やさしく歌って
8. 愛のプレリュード
9. 君の友だち
10. 朝もやの中で
11. ある日・出逢い
12. メリーゴーラウンド
13. シバの女王
14. ゴッドファーザー (愛のテーマ)
15. 花のサンフランシスコ
16. 雪が降る
17. わたしは旅人
18. わが町は・・・
19. ラスト・シーン

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[ 2007/09/21 03:31 ] 昭和の名曲 | TB(0) | CM(17)
はじめまして。たまです。
ペドロ&カプリシャスの初代ボーカルの前野曜子さん
亡くなられたのですね。
彼女の歌も本当に上手かったですね。
日本人離れした歌唱力でした。
以前TVで高橋真理子さんがカーネギーホール
(記憶違いでなければ)で5番街のマリーへを歌っていたのを
見た事がありますが、素晴らしかったです。
因みに私はカラオケでいつもこの2曲を歌います。


[ 2007/09/21 17:31 ] たま [ 編集 ]
たまさま
お晩です。

ご訪問ありがとうございました。(感謝)

ご記憶は確かです。(笑)
高橋真梨子さん、あの音楽の殿堂カーネギーホールで、
「五番街のマリーへ」歌ってます。
どうしてあんな濡れたような質感の声が出るのでしょう。
本当に素晴らしいと思います。

前野曜子さん、残念でした。
パワフルで雰囲気のある人でしたね。
彼女の「別れの朝」の印象が強かった為か、
高橋真梨子さんにヴォーカルが代わった時、
若干ですが線の細さを感じたこともありました。
それほど力強い歌声でしたね。

いわないで~なぐ~さめは~

今でもあの声は脳裏に残っています。

そうですか、カラオケでこの2曲ですか。
まったくたまさんはセンスがよろしいようで。(笑)
お聞かせ願えないのが残念です。

今後ともよろしくお願い致します。
[ 2007/09/22 01:28 ] ゆうや [ 編集 ]
今でも時々口ずさみます♪
で、カラオケでは十八番を探そうと歌ってみましたが、
あはっ!
無理です^^;
口ずさむだけでやめときます。

>「ゆうやへの言づけ」
>「5丁目の真理子へ」

曲調が全く違うものに変わってたでしょうね^^;
[ 2007/09/22 02:03 ] wakazukuri [ 編集 ]
wakazukuriさま
お晩です。

そんな寂しいことをおっしゃらずに、是非とも十八番にして下さいね。(笑)

「ゆうやへの言づけ」
根無し草のようにふらふらと生きるゆうやが、
擬人化されたカラスにお説教される
演歌調のポップスに仕上がる可能性大です。(泣)

「5丁目の真理子へ」
煙草屋さんの看板娘である真理子に、
何とか気持ちを伝えようとする地元の住職さんが、
毎日スクーターで煙草を買いに行く
ちょっと哀れなコミカルソングの可能性大。(泣)

2曲とも涙を誘うべく作られるも、
苦笑を誘う曲に成り下がることが予想されます。(笑)

[ 2007/09/22 03:04 ] ゆうや [ 編集 ]
「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」どちらも胸を打つ名曲ですよね。アンサーソング…そうなのかも私も「五番街のマリーへ」を聴いた際に強い関連性を抱きました。今、聴いても切なくなります。
それと前野曜子さんと言えば「蘇る金狼」のテーマが印象的でしたね。
[ 2007/09/23 11:10 ] 爺龍 [ 編集 ]
爺龍さん
お晩です。

「蘇る金狼」ですか。
松田優作さん、風吹ジュンさん、よかったですねぇ!
大藪春彦さんの名作ですよね、あれは。
おっしゃられる通り前野曜子さんの歌声がよかった!

また見たくなってしましました。(笑)
明日あたりレンタルで…。
[ 2007/09/24 00:23 ] ゆうや [ 編集 ]
憶えてるかなあと思って歌い出すと、全部歌えますね。凄いことだと思います。やはり、子供ごころに、よほど印象に残っていたんでしょうね。「マリー」や「ジョニィ」という言葉遣い、「五番街」や「踊り子」というキーワード、何か知らない、小説のなかのような、大人の世界にドキドキしましたね。
[ 2007/09/24 07:28 ] みどり [ 編集 ]
こんにちは。
阿久 悠さん、都倉俊一さん。
名コンビですね。
舞台を異国に設定することにより
受け手の感性に呼応させようとする
実にたくみな手法ですよねぇ。
とはいえ、そこは老成したガキであった私のこと。
「ジョニィへの伝言」を聞いた私は
「一方的な感覚の女性だなぁ。だから
そうなっちゃうんだよ。
二時間も待つとは、つまりそういうことだよ。
ボキなら30分で気づくのに。」
とっても嫌なジジイみたいな少年でした。

「ゆうやへの言づけ」
「5丁目の真理子へ」
是非聞いてみたい作品です。(笑)
[ 2007/09/24 11:09 ] moukun [ 編集 ]
ゆうやさん、いつもありがとうございます。ご挨拶が遅れて申し訳ありません。(汗)お邪魔していきなりペドロ&カプリシャス!来ましたね~!いいですね~。私は初代の前野さんが印象に残ります。それから、勝手ながらリンクさせていただきました。これからも宜しくお願いいたします。
[ 2007/09/24 13:35 ] レトロマン [ 編集 ]
こんばんは o(*^^*)o

「五番街のマリーへ」「ジョニィへの伝言」
子供の頃には、どちらも歌詞の深い意味もわからずに歌っていました。
だけど、子供ゴコロに「切なさ」を感じるものがありました。
今、改めて歌詞を読んでいると
胸がじぃ~んとしますね。
ゆうやさんが仰るとおり
「相手への優しい気遣いであり愛情」
それを感じます。

「ゆうやへの言づけ」 「5丁目の真理子へ」
私も聞いてみたいです。
CDになったら私、買いますよ。( ^ ^ )Y 
[ 2007/09/24 17:08 ] sara [ 編集 ]
みどりさま
お晩です。

ね。覚えてるものでしょ。(笑)
当時の歌の覚えやすさと、我々の吸収力の高い時期が合致したのでしょうね。

おしゃる通り大人の物語ですね。
物語的な楽曲に仕上げる為に、
削ぎ落とされた言葉の数々は相当の量だと想像できます。
小説のようなきめ細かな説明が無いからこそ、
聞き手の想像力を掻き立て、より思い出と重なるものなのでしょうね。

きっと。
[ 2007/09/24 21:56 ] ゆうや [ 編集 ]
moukunさま
お晩です。

『もとい』って言葉、久しぶりに聞きました。
私の父がよく口にした言葉で、きっと死語です。(笑)

老成したおこちゃまであったmoukunさんのお姿は、
容易に想像できちゃいます。(笑)

でもきっとその当時も、
「嫌なジジイみたいな少年」と思わせることはなく、
「深い大人の視点を持つ少年」というオーラを発していたに違いありません。

まったく手に負えませんね。(笑)
[ 2007/09/24 22:08 ] ゆうや [ 編集 ]
レトロマンさん
お晩です。

ようこそ!
こちらこそいつもお世話になっております。
昭和の大家のようなレトロマンさんにリンクいただき光栄です。(感謝)

初代、前野曜子さんの印象って、皆さん強いですね。
やはり真の実力者と言われる方のインパクトは、
時が経っても消えないものなのでしょう。

今後ともよろしくお願いいたします。
[ 2007/09/24 22:17 ] ゆうや [ 編集 ]
saraさま
お晩です。

>胸がじぃ~んとしますね。

そうでしょ。(ウルウル)

年齢を重ねると本当に涙腺って緩くなるようで…
私なんか、歌詞を読んでは“ウルウル”
歌を聞いては“ウルウル”
口づさんでは“ウルウル”
と、まるでウルルンゆうやです。(汗)

この記事を書くために曲を聴いている最中に、娘が急に来て…
(我家にプライバシーはないのか?勝手にドアを開けて来ます)
「ど~したの!お父さん!」
嬉々として騒ぎ立てられました。

父親としての威厳が…
いや、それより男のプライドが…

どうしてなんでしょう?
感情の振れ幅が、涙側に緩くなりました。(汗)

よし!
CDの先行注文も入ったことだし、
ヒットを飛ばして「うたばん」に出演し、
父の威厳と男のプライドを取り戻すぞ!(笑)
[ 2007/09/24 22:39 ] ゆうや [ 編集 ]
よく覚えています。あのハスキー?な感じの声が印象的でした。
店のマスターへ伝言を頼むというシチュエーションは研ナオコの「あばよ」だかにもありましたね。この歌も好きです。
[ 2007/09/29 00:07 ] Ivoryboat [ 編集 ]
Ivoryboatさま
お晩です。

伝言、言づけ。
言葉を託すって、なんかいいですよね。
何故か少し切ない匂いのする言い方です。

そう思うと、お母様は心情を言葉にし、
短歌に託してみえるのですね。
素敵です。

[ 2007/09/29 02:15 ] ゆうや [ 編集 ]
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2011/06/17 23:50 ] [ 編集 ]
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プロフィール

こやけゆうや

Author:こやけゆうや
1957年生。射手座。
拙い昭和の伝道師です。
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