ALWAYS 三丁目の夕日
携帯もテレビもパソコンもなかったのに、
どうしてあんなに楽しかったのだろう。
2005年(平成17年)11月、
東宝から配給されロングヒットとなった、
『ALWAYS 三丁目の夕日』のキャッチコピーです。
私は(おそらく同じように昭和を過ごしたご同輩も…)
このキャッチに心を激しく揺り動かされました。
今回は昭和の名画座番外編として
昭和33年の東京。下町である夕日三丁目を舞台に、
東京タワーの完成に夢を重ねるように暮らしていた
心優しき人々の生活を描いた感動ドラマ
『ALWAYS 三丁目の夕日』を取り上げます。
監督は山崎貴さん、脚本は古沢良太さんで撮られ、
日本アカデミー賞の12部門で最優秀賞を獲得した作品です。
原作は西岸良平さんの人気コミック「三丁目の夕日〜夕焼けの詩」
昭和49年(1974年)より小学館ビックコミックオリジナルで、
連載が開始されました。
シリーズ総発行部数が1400万部という大ロングヒット作品ですので、
あの愛すべきキャラクター達の姿を思い浮かべながら、
映画をご覧になった方も多かったのではないかと思います。
さて、舞台となった昭和33年(1958年)とは
どのような年だったのでしょうか。
出来事としては…
●国連安全保障理事会の非常任理事国となる。(1月)
●日劇で「ウェスタン・カーニバル」開催(2月)
●国立競技場完成(3月)
●長島茂雄さん四連続三振の公式戦デビュー.(4月)
●テレビの受信契約が百万台を突破(5月)
●特急こだま号運転開始[東京〜神戸間](11月)
●皇太子明仁と正田美智子さんの婚約(11月)
●東京タワー完成(12月)
ヒット曲としては…
●「羽田発7時50分」フランク永井さん
●「だから云ったじゃないの」松山恵子さん
●「ダイアナ」平尾昌晃さん
●「嵐を呼ぶ男」石原裕次郎さん
●「おーい中村君」若原一郎さん
●「無法松の一生」村田英雄さん
●「からたち日記」島倉千代子さん
●「夕焼けとんび」三橋美智也さん
●「花笠道中」美空ひばりさん
などがありました。
映画の中で子供たちが夢中になってやっていたフラフープ。
新物好きのたばこ屋のおばちゃん(もたいまさこさん演じる大田キン)が
コーラ片手に聞き入っていたロカビリー。
クリスマスプレゼントとしてと登場した野球盤。
これらも当時の流行でした。
映画の初めに現れる「TOHO SCOPE」のマーク画面。
いわゆるワイドスクリーン表示ですが、
もうこれだけで「キターッ!」という感じです。
さあ、あの時代へ…という誘いの扉のようでした。
そして小清水一揮くん演じる鈴木一平が、
青空に飛ばした模型飛行機から本編はスタートします。
ゴム動力の模型飛行機、
竹ひご等を使ったキッドを買ってもらって作った思い出があります。
上手く作らないと上手く飛ばないといった代物で、
竹ひごを火であぶりながら曲げたり、
糊の量でバランスを調整したりと、
作る楽しみと飛ばす楽しみの両方が味わえた優れモノでした。
冒頭に堀北真希さん演じる星野六子が
青森から集団就職のために上京してきます。
その時に乗ってきた列車が蒸気機関車C62です。
そんな彼女を迎えに出たのが
堤真一さん演じる鈴木則文。
なんと車はオート三輪のミゼットでした。
そして二人の乗ったミゼットが
都電の行き交う東京の街を走ります。
車中から見える建設中の東京タワー。
空に向かって伸びるように作られてゆく夢のタワーに、
当時の人は皆、自分の夢をダブらせていたのでしょう。
明日への活力が滲み出るシーンでした。
早朝に子供が納豆を売り歩く風景や、
各家庭を訪れる置き薬屋さん。
涼の為に氷を宅配する氷屋さん。
そんな日常のシーンに入り込んでくる新時代への足音。
新時代の象徴、3種の神器(家電)の登場です。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機への憧れと、
手にする喜びなど、今の時代には無い光景が見られます。
けっして豊かではなかった時代でしたが、
その分、心が豊かであったように思えるシーンです。
今の時代を全て否定しているのではありません。
あの時代を全て肯定しているのでもありません。
出来うることなら、
両時代の良い部分を受け継ぐ時代として、
時の擦り合わせが行われる今であってほしい、
そう願っています。

ラストシーン。
夕陽に映える完成した東京タワーを、
三丁目の人々が感慨深く眺めるカットが続きます。
街を一望する高台には鈴木オートの家族。
心に染み入る夕焼けを見ながら、
一平くんは告げるのです。
明日だって明後日だって50年先だって、
ずっと夕日は綺麗だよ。。
このメッセージ。
受け取らなければならないのは、
きっと私達なのでしょう。
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」は
いよいよ明日(11月3日)全国東宝系ロードショーです。
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」公式HP
http://www.always3.jp/
どうしてあんなに楽しかったのだろう。
2005年(平成17年)11月、
東宝から配給されロングヒットとなった、
『ALWAYS 三丁目の夕日』のキャッチコピーです。
私は(おそらく同じように昭和を過ごしたご同輩も…)
このキャッチに心を激しく揺り動かされました。
今回は昭和の名画座番外編として
昭和33年の東京。下町である夕日三丁目を舞台に、
東京タワーの完成に夢を重ねるように暮らしていた
心優しき人々の生活を描いた感動ドラマ
『ALWAYS 三丁目の夕日』を取り上げます。
監督は山崎貴さん、脚本は古沢良太さんで撮られ、
日本アカデミー賞の12部門で最優秀賞を獲得した作品です。
原作は西岸良平さんの人気コミック「三丁目の夕日〜夕焼けの詩」
昭和49年(1974年)より小学館ビックコミックオリジナルで、
連載が開始されました。
シリーズ総発行部数が1400万部という大ロングヒット作品ですので、
あの愛すべきキャラクター達の姿を思い浮かべながら、
映画をご覧になった方も多かったのではないかと思います。
さて、舞台となった昭和33年(1958年)とは
どのような年だったのでしょうか。
出来事としては…
●国連安全保障理事会の非常任理事国となる。(1月)
●日劇で「ウェスタン・カーニバル」開催(2月)
●国立競技場完成(3月)
●長島茂雄さん四連続三振の公式戦デビュー.(4月)
●テレビの受信契約が百万台を突破(5月)
●特急こだま号運転開始[東京〜神戸間](11月)
●皇太子明仁と正田美智子さんの婚約(11月)
●東京タワー完成(12月)
ヒット曲としては…
●「羽田発7時50分」フランク永井さん
●「だから云ったじゃないの」松山恵子さん
●「ダイアナ」平尾昌晃さん
●「嵐を呼ぶ男」石原裕次郎さん
●「おーい中村君」若原一郎さん
●「無法松の一生」村田英雄さん
●「からたち日記」島倉千代子さん
●「夕焼けとんび」三橋美智也さん
●「花笠道中」美空ひばりさん
などがありました。
映画の中で子供たちが夢中になってやっていたフラフープ。
新物好きのたばこ屋のおばちゃん(もたいまさこさん演じる大田キン)が
コーラ片手に聞き入っていたロカビリー。
クリスマスプレゼントとしてと登場した野球盤。
これらも当時の流行でした。
映画の初めに現れる「TOHO SCOPE」のマーク画面。
いわゆるワイドスクリーン表示ですが、
もうこれだけで「キターッ!」という感じです。
さあ、あの時代へ…という誘いの扉のようでした。
そして小清水一揮くん演じる鈴木一平が、
青空に飛ばした模型飛行機から本編はスタートします。
ゴム動力の模型飛行機、
竹ひご等を使ったキッドを買ってもらって作った思い出があります。
上手く作らないと上手く飛ばないといった代物で、
竹ひごを火であぶりながら曲げたり、
糊の量でバランスを調整したりと、
作る楽しみと飛ばす楽しみの両方が味わえた優れモノでした。
冒頭に堀北真希さん演じる星野六子が
青森から集団就職のために上京してきます。
その時に乗ってきた列車が蒸気機関車C62です。
そんな彼女を迎えに出たのが
堤真一さん演じる鈴木則文。
なんと車はオート三輪のミゼットでした。
そして二人の乗ったミゼットが
都電の行き交う東京の街を走ります。
車中から見える建設中の東京タワー。
空に向かって伸びるように作られてゆく夢のタワーに、
当時の人は皆、自分の夢をダブらせていたのでしょう。
明日への活力が滲み出るシーンでした。
早朝に子供が納豆を売り歩く風景や、
各家庭を訪れる置き薬屋さん。
涼の為に氷を宅配する氷屋さん。
そんな日常のシーンに入り込んでくる新時代への足音。
新時代の象徴、3種の神器(家電)の登場です。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機への憧れと、
手にする喜びなど、今の時代には無い光景が見られます。
けっして豊かではなかった時代でしたが、
その分、心が豊かであったように思えるシーンです。
今の時代を全て否定しているのではありません。
あの時代を全て肯定しているのでもありません。
出来うることなら、
両時代の良い部分を受け継ぐ時代として、
時の擦り合わせが行われる今であってほしい、
そう願っています。

ラストシーン。
夕陽に映える完成した東京タワーを、
三丁目の人々が感慨深く眺めるカットが続きます。
街を一望する高台には鈴木オートの家族。
心に染み入る夕焼けを見ながら、
一平くんは告げるのです。
明日だって明後日だって50年先だって、
ずっと夕日は綺麗だよ。。
このメッセージ。
受け取らなければならないのは、
きっと私達なのでしょう。
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」は
いよいよ明日(11月3日)全国東宝系ロードショーです。
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